UVカットコンタクトレンズとは？効果やおすすめの商品を紹介

目の紫外線対策として、UVカットコンタクトレンズがあるのをご存知ですか？

近年、紫外線量が増えていると言われていますが※参考1、肌と同様に目の紫外線対策も重要です。肌と同じく、紫外線を浴び続けることは目のさまざまなトラブルの原因にもなります。

「UVカットコンタクトレンズとは何か」といった基本的なことから、UVカットコンタクトレンズのメリット・デメリット、紫外線が引き起こす目のトラブルまでを紹介します。

種類別のおすすめUVカットコンタクトレンズも掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

UVカットコンタクトレンズとは？

コンタクトレンズの中でもUVカット成分を配合しているコンタクトレンズを、「UVカットコンタクトレンズ」と言います。

UVカットコンタクトレンズは、日頃の紫外線対策に有効です。

UVカットコンタクトレンズは、どのような仕組みで紫外線から私たちの目を守ってくれるのでしょうか。

UVカットコンタクトレンズの仕組み

UVカットコンタクトレンズには、紫外線吸収剤が配合されています。この紫外線吸収剤が、目に有害な紫外線UV-AやUV-Bをカットしてくれるのです。

紫外線は、波長の領域と性質にともなって、UV-A、UV-B、UV-Cに分けられます。

UV-Cは、オゾン層に吸収されるため、地表には到達しません。一方でUV-A、UV-Bは一部が地表に到達し、健康被害を引き起こします。

特にUV-Bは皮膚や目に有害で、日焼けや皮膚がんなどの原因になると言われています。※参考2

UVカットコンタクトレンズのメリット・デメリット

UVカットコンタクトレンズを使うなら、メリット・デメリットを知っておきましょう。

メリットは、「目に直接入る紫外線を防げる」ことと、「サングラスとの併用もできる」こと。

一方で、デメリットは「白目の部分にUVカット機能がないこと」です。

それぞれ見ていきましょう。

目に直接入る紫外線を防げる

UVカットコンタクトレンズの装用により、目に紫外線が直接入るのを防げます。

UVカットコンタクトレンズは、通常のコンタクトレンズと同じく、角膜と呼ばれる黒目の上に乗せます。そのため、目に直接入る紫外線をカットすることができるのです。

紫外線のカット率は、商品によって異なります。UVカットコンタクトレンズを購入する際は、カット率にも着目してみましょう。

サングラスとの併用ができる

UVカットコンタクトレンズは、サングラスとの併用もできます。

UVカット機能のあるサングラスのみを装用していても、サングラスと目の隙間から入る紫外線はカットできません。

しかし、UVカットコンタクトレンズなら目を直接覆うことができます。UVカット機能のあるサングラスとの併用で、さらにUVカット効果がアップするでしょう。

また、UVカットコンタクトレンズは紫外線をカットすることはできますが、色などが付いている訳ではないので、まぶしさをカットすることはできません。

そのため、まぶしさを軽減するという意味でも、UVカットコンタクトレンズとサングラスとの併用はおすすめです。

白目の部分にはUVカット機能がない

UVコンタクトレンズのデメリットは、白目の部分のUVカットができない点です。

UVカットコンタクトレンズは、通常のコンタクトレンズと同じく黒目の上だけに乗せるものです。白目の部分までは、カバーできません。

白目の部分もUVカットしたい場合は、UVカット機能のあるサングラスを併用しましょう。

紫外線が引き起こす目のトラブル

紫外線は肌だけではなく、目にもトラブルを引き起こします。

深刻なトラブルとしては、以下のような疾患が有名です。※参考3

• 紫外線角膜炎
• 白内障
• 翼状片

1つずつ見ていきましょう。

紫外線角膜炎

紫外線が角膜（黒目）に直接当たると、急性疾患である「紫外線角膜炎」を引き起こすことがあります。

「雪目（ゆきめ）」とも呼ばれ、角膜表面の上皮と呼ばれる部分に点状の欠損が起こります。

充血、目がゴロゴロする、涙が出る、目が痛くてまぶしいといった症状が出ます。

紫外線角膜炎になった場合は、人工涙液や抗生物質を点眼します。また、目の痛みに対しては、鎮痛剤を飲むことで対処しましょう。症状は、一般的には数日程度で収まります。※参考4

白内障

目の老化現象で起こる疾患として有名な「白内障」も、目が紫外線にさらされることで発症することがあります。※参考5

白内障は、目の中の水晶体というレンズが白く濁ってしまう病気です。レンズの濁りによって、だんだんと目が見えにくくなります。

目薬や内服薬で治療をしますが、視力低下が進んで日常生活が困難になってしまうと、手術が必要です。※参考6

翼状片

翼状片（よくじょうへん）も、長期間の紫外線の蓄積が引き起こす疾患の1つです。

結膜と呼ばれる白目の組織が黒目に向かってだんだんと伸びてくることにより、視界が邪魔をされて目が見えにくくなってしまいます。黒目の内側に白い組織が被ってしまうので、外見的にも気にする方が多い疾患です。

翼状片の進行度合いによっては、組織を切除する手術が選択されます。※参考7

種類別・おすすめのUVカットコンタクトレンズ

UVカットコンタクトレンズにも、通常のコンタクトレンズと同じくさまざまなタイプがあります。

特に次の3シリーズのコンタクトレンズは、どれもUVカット機能を備えています。

• アキュビューシリーズ（Johnson & Johnson）
• クレオシリーズ
• ピュアうるおいシリーズ（SEED）

コンタクトレンズのバリエーションも豊富なため、普段自分が使っている種類のものを選びやすいのも魅力です。

ここからは、おすすめのUVカットコンタクトレンズを、「1DAY」「2WEEK」「乱視用」「遠近両用」「カラコン」の種類別に紹介します。

1DAYでおすすめのUVカットコンタクトレンズ

1DAYのUVカットコンタクトレンズでおすすめの商品は、「ワンデーアキュビュートゥルーアイ」「ワンデーアキュビューモイスト」「クレオワンデーUVモイスト」です。

アキュビューシリーズの「ワンデーアキュビュートゥルーアイ」は、UV-Aを約96％、UV-Bを約99％カット。普段使いだけではなく、特に紫外線が多い日のお出かけも安心です。

ワンデーアキュビュートゥルーアイを購入する

「ワンデーアキュビューモイスト」は、UV-Aを約81％、UV-Bを約97％カットしてくれます。UVカットもしつつ、うるおいたっぷりなコンタクトレンズを求める方にぴったりです。

ワンデーアキュビューモイストを購入する

「クレオワンデーUVモイスト」は、UV-Aを50％以上、UV-Bを95%以上カットしてくれます。
コスパも良く、日々の紫外線対策としても取り入れやすい商品です。なお、同シリーズの「クレオワンデーO2モイスト」「クレオ2ウィークUVモイスト」とはUVカット率が異なります。

クレオワンデーUVモイストを購入する

2WEEKでおすすめのUVカットコンタクトレンズ

2WEEKのUVカットコンタクトレンズでは、「アキュビューオアシス」「クレオ2ウィークUVモイスト」がおすすめです。

「アキュビューオアシス」は、UV-Aは約96％、UV-Bは約99％のカット率を誇ります。紫外線をばっちりカットしてくれるため、毎日の装用にぴったりです。

アキュビューオアシスを購入する

「クレオ2ウィークUVモイスト」は、UV-Aを83%、UV-Bを98％カット。保湿成分もたっぷりと配合しており、一日中快適に装用できます。

クレオ2ウィークUVモイストを購入する

乱視用でおすすめのUVカットコンタクトレンズ

UVカットコンタクトレンズは、乱視のある方でも使えます。

おすすめは、「ワンデーアキュビューオアシス乱視用」「ワンデーアキュビューモイスト乱視用」「アキュビューオアシス乱視用」です。UVカット率は少しずつ異なりますが、どのコンタクトレンズも、独自の技術によりクリアで安定した視界を確保できます。

「ワンデーアキュビューオアシス乱視用」は、UV-Aを約96％、UV-Bを約99％カットします。目の老化の原因となる紫外線を、より多くカットしたい方は注目です。

ワンデーアキュビューオアシス乱視用を購入する

「ワンデーアキュビューモイスト乱視用」は、UV-Aを約81％、UV-Bを約96％カットします。しっかりと紫外線対策ができるうえ、軽い付け心地のため、毎日装用しても快適です。

ワンデーアキュビューモイスト乱視用を購入する

「アキュビューオアシス乱視用」は、2WEEKのコンタクトレンズです。UV-Aは約96％、UV-Bは約99％という高いUVカット率に加え、目の乾燥感を軽減する効果も期待できます。

アキュビューオアシス乱視用を購入する

遠近両用でおすすめのUVカットコンタクトレンズ

手元が見えづらくなり、遠近両用コンタクトレンズを使っている方もいらっしゃるでしょう。遠近両用コンタクトレンズにも、UVカット機能を備えたものがあります。

遠近両用コンタクトレンズユーザーにおすすめなのは、「ワンデーアキュビューモイスト マルチフォーカル」です。

UVカット率は、UV-Aが約81%、UV-Bが約97%。レンズの中に閉じ込めた保湿成分が1日中レンズを保湿してくれるため、年を重ねるごとに減少する涙も保持してくれます。

ワンデーアキュビューモイストマルチフォーカルを購入する

カラコンでおすすめのUVカットコンタクトレンズ

透明のコンタクトレンズだけではなく、カラコンにもUVカットコンタクトレンズは存在します。

カラコンのおすすめは、「クレオワンデーUVリング」「ワンデーアキュビューディファインモイスト」「ワンデーアキュビューディファインモイストフレッシュ」です。いずれも、度あり・度なしが選べます。

クレオワンデーUVリング」「は、UVカット素材を配合しつつも、含水率58％とうるおいたっぷり。日本人の瞳にフィットするエッジデザインで、紫外線対策をしつつ、自然に瞳を大きく見せられます。

クレオワンデーUVリングを購入する

「ワンデーアキュビューディファインモイスト」にも、紫外線カット効果あり。カラーバリエーションも豊富で、ファッションアイテムとしてもおすすめです。

ワンデーアキュビューディファインモイストを購入する

同じくUVカット効果のある「ワンデーアキュビューディファインモイストフレッシュ」は、繊細なデザインが特徴。紫外線から目を守りつつ、雰囲気をガラッと変えたいときにおすすめです。

ワンデーアキュビューディファインモイストフレッシュを購入する

UVカットコンタクトレンズの購入ならアットコンタクト

年々増加する紫外線量や、紫外線が引き起こす目の疾患などを考えると、肌と同様に目への紫外線対策も欠かせません。

私たちの大切な目を紫外線から守るために、UVカットコンタクトレンズを装用しましょう。

UVカットコンタクトレンズなら、目の表面を直接覆うことができ、目に入る紫外線を大幅にカットしてくれます。

1DAY、2WEEK、乱視用、遠近両用、カラコンなど、生活スタイルに合わせて種類を選び、日差しの下でも安心して過ごせるよう心がけましょう。

UVカットコンタクトレンズの購入は、品ぞろえが豊富なアットコンタクトでどうぞ。

参考資料

参考1：地球温暖化｜気象庁

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq21.html

参考2：紫外線 | 環境省

https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full/matsigaisen2015_full.pdf

参考3： 紫外線は目にも影響します｜日本医師

https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/440.pdf

参考4：紫外線障害｜公益社団法人 日本眼科医会

https://www.gankaikai.or.jp/health/18/12.html

参考5：白内障と疫学研究｜日本白内障学会

http://www.jscr.net/ippan/page-007.html

参考6：白内障になったらどうすればいいのか｜日本白内障学会

http://www.jscr.net/ippan/page-001.html

参考7：翼状片｜公益社団法人 日本眼科医会

http://www.jscr.net/ippan/page-001.html