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コンタクトレンズが目の裏側に入った?取り方・対処方法を解説

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コンタクトレンズをつけていて、レンズが見当たらなくなり、不安になってしまった経験はありませんか?
黒目から大きくズレて奥に入り込んでしまっている場合や、気付かない間に指や目から外れて落ちている場合が考えられます。

「目に悪い影響はないか?」「このまま取れなくなってしまうのではないか?」心配になりますよね。

この記事では、レンズが取れなくなった際の安全な取り方や、そうならないための対処方法を解説していきます。

コンタクトレンズは目の裏側に入るのか

イラストのように目の構造上、表側と裏側は隔てられているので、コンタクトレンズが目の裏側までいき、取れなくなるということはありません。

目を横から見た構造の図

コンタクトレンズをつけていたはずなのに、「レンズが出てこない」「レンズがどこにいったか分からない」ときは、落ち着いて身の回りをよく確認しましょう。
レンズを目につけたと思っていても、実際はついておらず、下に落ちていることがあります。

また、目は立体的に見ると球体で「眼球」と呼び、眼球の隙間は広いので、奥に入り込んでいる可能性もあります。

レンズが取れなくなった際の安全な取り方

レンズが黒目から大きくズレると、自分で見える範囲に見当たらなくなってしまうことがあります。

そのようなときは、以下3つの方法を試してみてください。

まずは鏡で確認する

コンタクトレンズが見当たらないとき、レンズの有無を鏡で確かめることが必要です。
感覚的にはついていないと思い込んでいたレンズが、実はまだ目についていることもあります。

稀に、レンズを2枚重ねてつけてしまっている方がいます。レンズは透明に近いので、よく見て確認しないと目についているかどうか分かりにくいのです。

十分に確認しても無ければ、まぶたをめくると、裏側に発見できることが多いでしょう。
※手洗いをしてから行いましょう。

まばたきをゆっくり数回繰り返すと、目の中がうるおい、レンズは元の位置に戻ります。それから通常通りに外してください。

目を閉じて眼球を動かす

コンタクトレンズがまぶたの裏側にも見当たらないとき、直径の小さいハードレンズは黒目から白目に大きくズレていたり、素材の柔らかいソフトレンズは、二つ折りになって眼球の隙間に入り込んでいたりすることがあります。

目を閉じて上下左右と眼球を動かしましょう。
目は一時的に閉じると涙でうるおい、レンズが元の位置に戻りやすいです。
それから、目を開けて再度レンズの有無を確認してみてください。

眼球を動かしてもレンズが白目に張りつき、元の位置に戻らない場合、レンズを無理矢理動かすと、目の表面が傷つきます。黒目をレンズに近づけましょう。

自力で取るには、まぶたの上からレンズのフチをそっと押さえ、目線をレンズの方にゆっくり移動させる方法が良いでしょう。レンズが黒目の位置に戻ったら通常通りに外せます。

二つ折りになって、奥に入り込んでしまったソフトレンズは、なかなか黒目に戻りにくいです。
レンズが見える範囲まで出てきたら、傷つかないように目の表面を涙や目薬でうるおわせ、ゆっくりつまみ出してください。不安が残る場合は眼科を受診しましょう。

水を張った洗面器で流す

コンタクトレンズが指を使って上手く取れないとき、水かぬるま湯を張った洗面器を用意してください。そこに顔をつけ、ゆっくり片目ずつまばたきをしてみましょう。

目とレンズの間に水分が入り込み、浮いて自然に外れることがあります。

※両目にコンタクトレンズをしている場合、同時に外れると左右が分からなくなるので、片目ずつ行うと良いでしょう。

【注意点】
ハードレンズは問題ありませんが、ソフトレンズは水道水が使えません。
あくまでもレンズが取れない場合の応急処置です。この方法で外れたソフトレンズは感染症のリスクをともなうので、新しいものに交換することをお勧めします。

自分で取れないときは放置せずに眼科へ

コンタクトレンズが取れないとき、目の中で大きくズレる原因として、病気を発症していることもあります。
また、強く目をこすると、レンズとの摩擦で目が傷ついたり、目の中でレンズが破損したりすることもあります。

自力で上手くいかないこともあるので、以下のような場合は、速やかに眼科を受診しましょう。

  • 最近、レンズがよくズレるようになった
  • 目の中で、ズレたレンズを取り出せない
  • ズレたレンズを取り出せたが、欠けている
  • レンズを取り出せたが、目の不調が続いている
  • レンズが目の中にあるか、外れているのか分からない
  • 落としたレンズが見つからない

眼科では、医師の診察により、目の表面やまぶたの裏をすみずみまで観察してもらえます。
目の中に異物(コンタクトレンズの欠片など)があれば専用器具で除去、目に異常があれば治療薬を処方されます。
レンズが目の中に無かったとしても、病院でしっかり診てもらえると安心ですね。

コンタクトレンズが取れない原因・事前の対処法

コンタクトレンズが取れない状態になってしまうのには原因があります。
レンズが取れなくなると、焦って不安になりますよね?
トラブルを予防するために、以下3つの原因と対処法を知っておきましょう。

目を乾燥させない

目の表面が乾くと、レンズが目に張りつき、黒目からズレやすくなります。
コンタクトレンズ用の目薬でこまめに水分補給をする、意識的に「まばたき」をするなどで目の乾燥を防ぎましょう。
使用環境もエアコンのある場所は注意が必要です。
加湿をしたり直風を避けたりするなど工夫してみてください。

長時間装着しない

コンタクトレンズは装用時間が長くなればなるほど、水分の蒸発や汚れでレンズの状態が悪くなります。それにより、乾燥をともなうとレンズがズレやすくなるのです。
装用時間は、長くなり過ぎないことがトラブルの予防につながります。

自分に合ったコンタクトレンズを選ぶ

コンタクトレンズが目に合っていないと、乾燥するため目の中でズレやすいです。
自分に合ったレンズを使うことで、涙の循環が良くなり乾燥を防ぐことができます。

さまざまな要素から、フィッティング(=目とレンズの相性)の良し悪しは決まるのですが、そのうちのひとつに「ベースカーブ」が挙げられます。
自分で判断するのは難しいため、眼科にて相談するのが良いでしょう。

ベースカーブについて詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。

イメージ画像・コンタクトレンズとBCの文字ベースカーブ(BC)が合わないコンタクトレンズで起きる症状とは?正しい選び方を紹介!

コンタクトレンズの選び方・使用法を守ろう

コンタクトレンズは何事も無く順調に使えると、とても便利な「医療器具」です。
しかし、「取れなくなった!」などトラブルの際は、焦りと不安を感じる「異物」となります。

実際にレンズが目の裏側までいき、取れなくなるということはありません。

トラブルの際は、眼科を受診するのが一番良いです。
すぐに眼科へ行けないときのために応急処置を知っておくと、万が一のとき落ち着いて対処できるでしょう。

さらに、「検査を受けて自分の目に合ったレンズを使う」「レンズの表裏を確認してからつける」「必要以上に長時間装用しない」などの使用法を守ることは、トラブルを未然に防ぐことにつながります。

つまり、コンタクトレンズの選び方や使い方も、正しく安全であることが大切なのです。

コンタクトレンズの付け外し方法を再確認したい方は、こちらをご参照ください

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