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コンタクトレンズの装着液は目薬として使えない?違いと使い分け方は

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装着液を利用している女性の画像

コンタクトレンズの装着液は、コンタクトレンズを付けやすくし、付け心地をより快適にするアイテムです。

コンタクトレンズの装用中、目をうるおすために目薬を使用している方は多いでしょう。

目薬を切らしてしまったとき、装着液を目薬の代わりとして使ってもよいのでしょうか。一方で、目薬は装着液として使えるのでしょうか。

本記事では、このような疑問に回答するほか、装着液や目薬選びのポイントをまとめています。

装着液は目薬として使えない

コンタクトレンズ用の装着液と目薬は用途が異なります。互いに代用としての使用はできません。

しかし、装着液と目薬の併用は可能です。それぞれの用途を理解し、適切に使い分けましょう。

例外として、一部、装着液と目薬の兼用タイプの製品もあります。装着液と目薬について、下記で違いや使い分け方を詳しく解説します。

装着液は装着時にコンタクトレンズに垂らす

装着液は、装用する前にコンタクトレンズへ垂らして使うものです。コンタクトレンズがうるおうことで、快適な装用をサポートしてくれます。製品により異なりますが、例として下記のような効果が期待できます。

  • 装用感の向上(ゴロゴロ感の抑制)
  • 乾燥の予防
  • 汚れの付着予防
  • くもりの予防
  • 目の疲れ予防

装着液は、目薬のように直接目にさすことはできません。コンタクトレンズを付けるときのみ使用します。

なお、コンタクトレンズ用の装着液は、医薬部外品に指定されています。※参考1

目薬は目にさすことで乾燥や疲れを軽減

コンタクトレンズ用の目薬は、目にさして使う医薬品です。

多くの場合、目にうるおいを与える目的で使用されますが、目の疲れやかゆみなどに効く目薬も存在します。装着液とは異なり、1日に複数回使用することもあります。

また、コンタクトレンズの装用中に限らず、裸眼のときにも使用できるのが特徴です。
ただし、コンタクトレンズ装用時のみ使用できる目薬もありますので、必ずご確認の上、ご使用ください。

装着液と目薬は併用できる

使用する目的やタイミングが異なる装着液と目薬は、併用が可能です。装着液を使用してコンタクトレンズを付けた後、コンタクトレンズ用の目薬をさすことができます。

ただし、製品ごとに「10分から15分」「30分」「1時間」など、間隔を空ける指示がありますので、併用する際には必ず確認しましょう。

もし、装着液と、医師に処方された目薬を併用したい場合には、医師や薬剤師にご相談ください。

装着液と目薬の兼用タイプも存在する

一部ですが、装着液・目薬のどちらとしても使える、兼用タイプの製品が販売されています。

2通りの使い方ができる兼用タイプは「装着液にも使える目薬」として、医薬品に分類されています。

1つ持っていると、とても便利です。

コンタクトレンズの装着液・目薬の選び方

コンタクトレンズの装着液や目薬の選び方について解説します。似たような製品が多くあるため、迷う方は多いと思います。また、何となく選んでいる方もいるでしょう。

含まれている成分など、注目するポイントや注意点をお伝えします。自分に合う製品を選んで、より快適にコンタクトレンズライフを過ごしてください。

成分をチェックして選ぼう

装着液や目薬に配合されている成分に注目し、目の悩みに合うものを選びましょう。

例として、下記のような成分が含まれています。

  • ヒアルロン酸ナトリウム(保湿の働き)
  • コンドロイチン硫酸エステルナトリウム(角膜保護の働き)
  • タウリン(栄養補給・疲労や眼病回復促進の働き)
  • L-アスパラギン酸カリウム(酸素補給・代謝促進の働き)(栄養補給・疲労や眼病回復促進の働き)

また、防腐剤を含むものと含まないものがあります。

使用中のコンタクトレンズに使えるか注意

装着液や目薬が、使用中のコンタクトレンズに対応しているか確認が必要です。

「すべてのコンタクトレンズに使用可能」「カラーコンタクトレンズを除くすべてのコンタクトレンズに使用可能」「ハードコンタクトレンズ専用、ソフトコンタクトレンズには使用不可」など注意書きがありますので、必ず確認しましょう。

目薬を選ぶ際には、コンタクトレンズ用でないものと間違えないようにしてください。

コンタクトレンズ用と一般の目薬の違いについては、下記の記事で詳しく解説しています。

イメージ画像コンタクトレンズ用と一般的な目薬の違いは?さし方や使うタイミングを紹介

防腐剤を含まない使い切りタイプもある

装着液・目薬ともに、1回使い切りタイプがあります。また、装着液・目薬兼用の使い切りタイプも存在します。

使い切りタイプは、目に悪影響を及ぼす可能性のある、防腐剤を含まないのが特徴です。

防腐剤未使用のタイプは品質が保持されないため、残った液の再使用や、開封後時間が経過してからの使用はできません。

使い切りでないタイプは、開封後に一定期間が経過したら使用できません。中身が残っていた場合は破棄してください。

そのため、コンタクトレンズの使用頻度が低い方には使い切りタイプが向いています。

装用感を向上させるコンタクトレンズ装着液2選

装用感をアップさせる装着液を、2つ紹介します。

どちらも、コンタクトレンズ装用中の不快感をやわらげ、目の健康に配慮した製品です。

アットコンタクトの通販サイトでは、装着液の購入は1点から対応可能で、しかも手続きはとても簡単。

特に、乾燥やゴロゴロ感が気になる方や、長い時間装用する方は、ぜひお試しください。

クレオモイスト

クレオモイスト商品画像

クレオモイストに含まれるヒプロメロースやポリビニルアルコールは、水分保持力の高い成分です。

コンタクトレンズの表面に「うるおいベール」を作り、乾燥を防ぎます。さらに、目の分泌物によるタンパク質汚れや、化粧品などによる脂質汚れの付着を防止。

アミノ酸成分であるタウリン、L-アスパラギン酸カリウムや、角膜保護の働きをするコンドロイチン硫酸エステルナトリウムが含まれ、目の健康をサポートします。

アットコンタクトの通販サイトには、「うるおいが続く」「目薬をさす回数が減った」「長時間装用時もコンタクトレンズが張り付きにくく取りやすくなった」といった口コミが寄せられています。

内容量 15ml
1回の使用量 1~3滴
対象 すべてのコンタクトレンズ
分類 指定医薬部外品
成分 ・ヒプロメロース
・ポリビニルアルコール(部分けん化物)
・タウリン
・L-アスパラギン酸カリウム
・コンドロイチン硫酸エステルナトリウム
など
クレオモイスト装着液を購入する

メニコンフィット

メニコンフィット

メニコンフィットには、ヒプロメロース、ポリビニルアルコール、ヒアルロン酸ナトリウムが含まれており、これらの成分がコンタクトレンズ装用中のうるおいを持続させます。

クッショニング効果により、コンタクトレンズを付けるときの異物感や刺激も抑えられます。

液がピンク色なのは、目の疲れを改善するとされる、ビタミンB12のシアノコバラミンを配合しているためです。

メニコンフィットは、コンタクトレンズに化粧品の汚れが付いてしまうのを防ぐ効果も期待できます。

内容量 15ml
1回の使用量 1~3滴
対象 すべてのコンタクトレンズ
分類 指定医薬部外品
成分 ・ヒプロメロース
・ポリビニルアルコール(部分けん化物)
・ヒアルロン酸ナトリウム
・シアノコバラミン
など
メニコンフィットを購入する

目的に応じて装着液と目薬を使い分けよう

コンタクトレンズ用の装着液は、目薬としてさすことはできません。装着液と目薬の用途は異なっています。正しい方法で使い分けましょう。

なお、装着液や目薬を使用しても不快感が改善しない場合は、早めに眼科で診察を受けてください。

アットコンタクトの通販サイトでは、目の健康に配慮されたコンタクトレンズを多数扱っています。

装着液やコンタクトレンズの購入に、ぜひアットコンタクトをご利用ください。

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参考資料

参考1:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第二条第二項第三号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する医薬部外品|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000500888.pdf