コンタクトレンズの収納方法!1day・2weekの種類ごとに解説
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毎日使用するコンタクトレンズは、どのように収納するのが賢いのでしょうか。
1dayタイプの場合は、コンタクトレンズを箱から出すと散らばりやすくなります。2weekや1monthタイプの場合は、洗浄液の置き場に困りがちです。
この記事では、洗面台周りをすっきり見せる収納方法や、コンパクトなコンタクトレンズ・洗浄液をご紹介します。
コンタクトレンズは洗面所での収納がベスト
コンタクトレンズは、毎日つけ外しを行う洗面所に収納しましょう。
洗面所に収納することで、鏡を見ながら、洗ったばかりの清潔な手でつけ外しができます。
洗面台周りの手の届きやすい場所に収納しておけば、忙しい朝の支度も安心でしょう。
すぐに使わないストックは、扉付きの棚や引き出しの中に収納すれば、見た目がすっきりします。
1dayコンタクトレンズの収納アイデア
1日使い捨ての1dayのコンタクトレンズは、さっと取り出しやすい場所に収納しましょう。
1dayコンタクトレンズは洗浄などのケアが不要で、扱いやすくて便利です。
しかし、1つずつパッキングされていて、1ヶ月分ともなるとそれなりの量になります。
1dayコンタクトレンズが散らからず、場所を取らず収納できる方法を解説します。
1ヶ月分を左右に分けて収納
コンタクトレンズを左右に分けてケースに入れておくと、左右の度数を間違えることなく、スムーズに装用できます。このとき、1ヶ月分をまとめて収納できるケースを選ぶと良いでしょう。
コンタクトレンズをつける度にパッケージを切り離すのは、手間がかかります。あらかじめ、1つずつばらした状態にして収納するのがおすすめです。
引き出し式のケースを使用
洗面台の限られたスペースを有効活用するには、引き出し式のケースにコンタクトレンズを収納するのがおすすめです。
上側から取り出すケースの場合、ケースの上に空間が必要で、デッドスペースができてしまいます。
引き出し式で前から取り出せるケースを選べば、ケースの上にも物を重ねて置けるようになります。
引き出しが複数付いている少し大きめのケースが1つあると、コンタクトレンズ以外の小物もまとめて収納できて便利です。
スリムなパッケージのコンタクトレンズを選ぶ
1dayのコンタクトレンズの中でも、パッケージ自体がスリムで、コンパクトに収納できる商品を選ぶことも有効です。
スリムなパッケージのコンタクトレンズの例は、「クレオワンデーUVモイスト」です。
ポストに入るほどの小さいサイズで、数ヶ月分をまとめて購入して箱のままストックしておいても、場所を取りづらいでしょう。
クレオワンデーUVモイストを購入する同じくスリムなパッケージが採用されているコンタクトレンズでは、「クレオワンデーO2モイスト」や、「クレオワンデーUVリング」も人気です。
2week・1monthコンタクトレンズの収納アイデア
2weekや1monthのコンタクトレンズを使用している場合、レンズケースと洗浄液も置いておく必要があります。そのため、収納方法に迷う方も多いのではないでしょうか。
レンズケースは衛生上、コンタクトレンズを入れていない時に乾燥させる必要があります。水が飛んだり、汚れが付いたりすることなく、乾燥させられるスペースを確保しなければなりません。
洗面台が狭くても、工夫次第で見た目よく、さらに清潔な状態で収納することが可能です。
レンズケースや洗浄液の収納に便利な方法を、3つご紹介します。
洗面台上に浮かせて収納できるグッズを使う
100円均一ショップでも手に入るワイヤー収納グッズや、石けん置き、フックなどを活用した「浮かせる収納」は、スペースを有効活用できる上に衛生的です。
レンズケースや洗浄液を洗面台に直接置くのではなく、洗面台につるしたり貼り付けたりした収納グッズの上に、浮かせて置く方法です。
この方法なら、洗面台の上にレンズケースを置くスペースがなくても問題ありません。さらに、乾燥させる際に水が切りやすく、レンズケースを清潔に保つことができます。
かさばらない洗浄液を選ぶ
収納スペースが限られている場合は、かさばりにくい洗浄液を選ぶのも手です。
「アキュビュー リバイタレンズ 100ml」は、小容量でとてもコンパクト。
一般的な洗浄液は、300mlから500mlほどの容量ものが多いので、比較するとかなり小さいことが分かります。
専用レンズケースも付属しているので安心。持ち運びやすく、旅行のときにも役立ちます。
ただし、容量が少ない分、容量の多いものと比べると割高です。また、通販サイトで単品で購入すると、送料がかかることもあるでしょう。自分自身に合うものはどれかを考えて選んでください。
アキュビュー リバイタレンズ 100mlを購入するもう1つおすすめしたい洗浄液が「エピカ」です。
こちらは容量310mlですが、四角くてスリムな形状なのがポイント。
一般的な洗浄液と変わらない十分な容量があるのにもかかわらず、狭い隙間にも収まり、すっきり収納できます。
1箱に3本の洗浄液と3つのレンズケースがセットになっています。
エピカを購入する縦型のレンズケースが付いた洗浄液を選ぶ
レンズケースの形に着目して、洗浄液を選ぶのもいいでしょう。
ソフトコンタクトレンズ用の洗浄液で最も流通しているのは、MPS(マルチパーパスソリューション)タイプです。左右のレンズを片方ずつ入れる、横型のレンズケースが付属しているものが一般的です。
MPSは、1本で洗浄、すすぎ、保存、消毒のすべてのケアができる、手軽で使いやすい洗浄液です。(注1)
しかし、横型のレンズケースは、コンタクトレンズを入れて置いておく際に場所を取りやすくなります。
MPSよりも洗浄力の強い過酸化水素系やポビドンヨード系の洗浄液には、縦型や横の長さがないレンズケースが付属しているものがあります。
横型のレンズケースを置けるスペースがない場合には、このタイプもおすすめです。
過酸化水素系の洗浄液「エーオーセプト クリアケア」は、専用のレンズケースにレンズと液を入れて中和させます。
一部のカラーコンタクトレンズを除く、すべてのソフトコンタクトレンズに使用できます。
エーオーセプト クリアケアを購入する同じく過酸化水素系の「コンセプトワンステップ」は、消毒液と中和錠、専用のレンズケースがセットになっています。
虹彩部分に着色しているカラーコンタクトレンズを除く、すべてのソフトコンタクトレンズに使用できます。
コンセプトワンステップを購入するなお、過酸化水素タイプの洗浄液を使う際は、専用のレンズケースを使用すること、定められた時間つけ置きすること、すすぎには使えないことなどに注意しましょう。
コンタクトレンズを収納するときの注意点
コンタクトレンズは、高度管理医療機器です。目の健康を保つために、正しい方法を守って使用しなくてはなりません。
収納するときは、コンタクトレンズ・洗浄液のパッケージや説明書に記載されている注意事項をよく読みましょう。
特に2weekや1monthのコンタクトレンズを使用している場合は、ケアと保存を適切に行うことが必要です。
コンタクトレンズに直射日光を当てない
コンタクトレンズは、直射日光が当たらない場所に収納しましょう。
パッケージが未開封の場合や、開封後の2week・1monthのコンタクトレンズをレンズケース内で保管している場合でも同様です。
レンズケースは定期的に交換する
コンタクトレンズを入れるレンズケースは、正しく洗浄して乾燥させることに加え、定期的な交換が必要です。
1.5ヶ月から3ヶ月を目安に、パッケージや説明書の指示に従って交換しましょう。※参考2
おしゃれでかわいいデザインのレンズケースを購入して使用している方もいるかもしれません。しかし、長期の使用には不向きですので注意しましょう。
レンズケースの使い方を詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてください。

洗浄液の容器の入れ替えはNG
「洗浄液を小さな容器に入れ替えて使いたい」と考える方もいるかもしれませんが、これはNGです。
品質の保持ができないため、洗浄液のパッケージや説明書にも入れ替えをしないように記載されています。※参考3
大きな洗浄液を置きたくないのであれば、小容量の洗浄液を購入しましょう。
コンタクトレンズはすっきり清潔に収納しよう
コンタクトレンズの収納は、正しい扱い方を守ることが重要です。
自分に合う上手な収納方法を見つけて、毎日快適にコンタクトレンズを使用しましょう。
今回ご紹介した、コンパクトで収納しやすいコンタクトレンズや洗浄液も、ぜひ使ってみてください。
参考資料
- 参考1:ソフトコンタクトレンズのケア (4)マルチパーパスソリューション|日本コンタクトレンズ学会
- http://www.clgakkai.jp/general/study04-4.html
- 参考2:ソフトコンタクトレンズのケア (6)保存の注意とレンズケースの手入れ|日本コンタクトレンズ学会
- http://www.clgakkai.jp/general/study04-6.html
- 参考3:ソフトコンタクトレンズ用消毒剤の添付文書及び表示に関する自主基準【改定第3版】|一般社団法人 日本コンタクトレンズ協会
- https://www.gankaikai.or.jp/contact-lens/20130201_SCL3.pdf