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コンタクトレンズの寿命を解説!ソフト・ハード・使い捨てでどう違う?  

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コンタクトレンズを購入してから、いつまで使えるのか疑問に思ったことはありませんか?

実は、コンタクトレンズには「寿命」があるのです。

使い捨てコンタクトレンズは、レンズの種類によって寿命が異なります。 ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズでは、材質の違いにより寿命が違うので覚えておきましょう。

また、目の状態やレンズの使い方によって個人差があります。

この記事を参考に、自分に合う種類やレンズの買い換え時期を検討してみてください。

使い捨てコンタクトレンズの寿命

使い捨てコンタクトレンズの寿命は、レンズの種類によって違います。
さらに、レンズが開封後か未開封かでも変わるので、知っておくと良いでしょう。

開封後のコンタクトレンズの寿命は、開封から使用期間までです。
1day・2week・1ヶ月を種類別にそれぞれ解説していきます。

【1day】
1日使い捨ての1dayタイプは、起きてから寝るまでの間のみ使えるレンズです。
1枚のレンズで付け外し不可のため、再装用して使うことができません。使用後は処分してください。
【2week】
2週間使い捨ての2weekタイプは開封した日から、14日間のみ使えるレンズです。
1枚のレンズを1日の間で付け外し可能ですが、使用後は毎回ケアが必要となります。
【1ヶ月】
1ヶ月使い捨ての1monthタイプは開封した日から、1ヶ月間のみ使えるレンズです。
1枚のレンズを1日の間で付け外し可能ですが、使用後は毎回ケアが必要となります。
レンズの使用期間が長いため、タンパク除去も必要です。

種類によって寿命が違うのはなぜかというと、レンズそれぞれの耐久性が違うからです。
寿命を過ぎたレンズを使い続けると、目に不調が出やすくなるので、使用期間を守りましょう。

次に、レンズが未開封の場合について解説します。
未開封のコンタクトレンズの寿命は、購入から「使用期限(EXP)」までです。

使用期限は製品のパッケージや、ケースの上蓋に記載されています。

購入後、使用を開始する前に確認しましょう。
※メーカーによって表記は異なります。

【例】
EXP2022/11、またはEXP2022-11-30
上記の場合ですと、購入してから2022年11月末までが寿命ということを意味します。
使用期限までに使えなかったレンズは、処分しなければいけません。

ハード・ソフトコンタクトレンズの寿命

高酸素透過性で、目に負担の少ないコンタクトレンズは、寿命が短い傾向にあります。

レンズの寿命を意識して買い替える方もいますが、破損や紛失、視力低下のタイミングで買い替える方のほうが多いです。

レンズに破損がなくても、変形、傷や汚れの蓄積で、目に悪い影響をおよぼす可能性があります。
眼科で定期的にレンズチェックを受けたほうが良いでしょう。

コンタクトレンズの「レンズチェック」とは、専用の機器を使ってレンズを拡大し、状態を確認することです。
肉眼では見えにくい細かい傷、小さい破損、汚れ具合などを見ることができます。

レンズチェック後、状態によっては買い替えをすすめられるでしょう。
※レンズチェックの設備がない眼科もあるので、問い合わせをしてから受診しましょう。

ハードコンタクトレンズの寿命

開封後のハードコンタクトレンズの寿命は、2~3年程度です。
未開封であれば、購入時ケースに記載されている年月まで保存可能となります。

しかしながら、「5年以上同じレンズを使っている」という方も稀にいます。
従来のレンズが長く使えるのはなぜかというと、酸素を通さず汚れにくいからです。

最近のレンズは、高酸素透過性で目に負担が少なくなっています。
その代わりに構造上、汚れやすく寿命が短いのです。
3年を過ぎると、酸素透過率が下がり、汚れも蓄積されるので寿命の目安となります。

ソフトコンタクトレンズの寿命

開封後のソフトコンタクトレンズの寿命は、1~1年半程度です。
未開封であれば、購入時ケースに記載されている年月まで保存可能となります。

ハードコンタクトレンズよりも寿命が短いのはなぜかというと、水分を含む材質で汚れやすいからです。
使用頻度にもよりますが、1年を過ぎると汚れが蓄積されるので寿命の目安となります。

寿命を過ぎたコンタクトレンズで起こる症状

寿命を過ぎたコンタクトレンズを使うと、目に不調が出やすくなり、以下3つの症状を引き起こします。

  • ゴロゴロする
  • くもりやすい
  • 乾燥しやすい

それぞれ詳しく解説していきます。

ゴロゴロする

装用感が悪くなる原因として、破損や変形の可能性があります。
破損や変形したレンズを使うと、目が傷付くので買い替えたほうが良いでしょう。

くもりやすい

レンズを取り扱う際、指先から少なからず細かい傷が入ります。
傷に汚れが入り込むと、くもりやすくなるのです。
クリーナーやタンパク除去をしても、くもる場合は買い替えたほうが良いでしょう。

乾燥しやすい

寿命を過ぎたレンズは汚れが蓄積され、目に張り付きやすいです。
レンズが張り付くと、乾燥からドライアイのリスクが高まります。
クリーナーやタンパク除去をしても、乾く場合は買い替えたほうが良いでしょう。

ドライアイ対策が気になる方は、こちらをご参照ください。

イメージ画像・ドライアイに苦しむ女性ドライアイにおすすめのコンタクトレンズ11選【ドライアイ原因と対処法も解説】

コンタクトレンズを長く使うポイント

コンタクトレンズを長持ちさせるためには、「装用時間」や「ケア方法」を守ることが大切です。
レンズの寿命に個人差があるのは、この影響が大きいでしょう。

コンタクトレンズは主に汚れの蓄積で劣化し、目に不調が出やすくなります。
装用時間が長いほどレンズは汚れてしまうので、長くなり過ぎないようにしましょう。

一般的に、ソフトコンタクトレンズで12時間以内、ハードコンタクトレンズで14時間以内、カラーコンタクトレンズで8~10時間以内とされています。
装用時間は、この範囲内にて必要最低限であることが望ましいです。

また、ケアするときの「こすり方」や「力加減」で、レンズに傷が付くこともあります。
傷に汚れが入り込むとなかなか取れません。

レンズの取り扱い方によっても寿命が変わるので気をつけましょう。

正しいケア方法を知りたい方は、こちらをご参照ください。※参考1

さらに、「装着薬(装着液)」を使うというのもひとつの方法です。
レンズ汚れを予防することができるので良いでしょう。

クレオモイスト(CREO)

クレオモイスト

装着薬は使用前にレンズになじませることで、不具合を未然に防ぐ効果があります。
すべてのコンタクトレンズに使えます。
クレオモイストを購入する

寿命を過ぎたコンタクトレンズは買い替えよう

コンタクトレンズには寿命があり、レンズの材質や種類によって違います。
レンズは正しいケアをしたうえで、装着薬を併用すると長持ちするでしょう。

レンズの耐久性や目の安全性を理解し、自分に合う種類のレンズを選ぶことも大切です。
自分で判断できない場合は眼科に相談してください。

目の調子に問題がなくても、寿命を過ぎたレンズを使うことは、目に大きなリスクをともないます。寿命を過ぎたレンズは処分し、買い替えましょう。

2回目のコンタクトレンズ購入方法が知りたい方は、こちらをご参照ください。
イメージ画像・コンタクトレンズの箱と2の数字2回目のコンタクトレンズの買い方は?【眼科で再検査は必要?】

参考資料

参考1:日本コンタクトレンズ学会:正しいコンタクトレンズのケア
http://www.clgakkai.jp/general/study.html