コンタクトレンズの不安を解消!「付ける・外すのが怖い」を克服する方法とは?
最終更新日:
公開日:

コンタクトレンズデビューを考えている方、不安を抱えて一歩踏み出せずにいませんか?
最初は、分からないことがたくさんあるので、不安を感じるのは自然なことです。
コンタクトレンズを買いに行く前に、要点を知っておけば心配ありません。
コンタクトレンズの不安で多いのは、次の5つです。
- 目が痛くならないか
- 付け外しができるか
- 目の裏側に入らないか
- 買い方が分からない
- 通販で買っても安全か
この記事でそれぞれ解説していきます。デビューまでの不安を克服しましょう!
コンタクトレンズの不安1:目が痛くならないか
目が痛くなるかどうかは、目の状態によって個人差があります。
最初から装用感に問題のない場合もあれば、痛みをともなう場合もあるのです。
コンタクトレンズは、直接目に触れるので、不安に思う方が多いでしょう。
ですので、眼科医療機関(以下「眼科」)を受診して、コンタクトレンズを使用できるかどうか、目の状態を診てもらいましょう。
また、コンタクトレンズを初めて使用する際、最初は多少の異物感があるので、装用感に「慣れ」が必要なのも事実です。
使用頻度が少なく、期間が空いてしまうとなかなか慣れません。
慣れるためには、最初に1~2週間ほど続けて使うと良いでしょう。
目が痛くなる原因としては、「目の乾燥」や「レンズの異常」が挙げられます。
眼科を受診すると、ケア方法や注意事項の指導を受けることができるので安心です。
心配な方は、医師に相談のうえ目薬を処方してもらいましょう。
コンタクトレンズに慣れやすい方法を知りたい方は、こちらをご参照ください。

コンタクトレンズの不安2:付け外しができるか
コンタクトレンズを初めて使用する場合は、眼科で付け外しの指導を受けなければいけません。
コンタクトレンズの付け外しは、平均1~2時間の装用練習で、ほとんどの方ができるようになります。それ以上かかる場合も、できるようになるまで続けることが可能です。
レンズの種類によって、付けるときの注意点や外し方が違ったり、製品によって付け外しの難易度が違ったりします。
コンタクトレンズを初めて使用する場合は、付け外しのしやすいタイプを選びましょう。
どれを選んで良いか分からない方は、眼科に相談してください。
目が小さい、指が大きい、不器用、怖いなどの理由で、不安に感じる方も多いでしょう。
しかし、レンズの付け外しのコツをつかめば、どなたでもできるようになります。
コンタクトレンズの付け外し方法を詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。

コンタクトレンズの不安3:目の裏側に入らないか
イラストのように目の構造上、表側と裏側は隔てられているので、コンタクトレンズが目の裏側までいき、取れなくなるということはありません。
しかし、コンタクトレンズのトラブルで「レンズを装用していて、取れなくなった」というケースがあるのも事実です。
「もし自分がそうなったら?」と考えると、怖いですよね。
レンズが目に合っていないと、取れなくなるリスクが高まりますので、自分の目に合うレンズを使用することが大切です。
目の中でズレたレンズや、奥のほうに入り込んだレンズを、自力で無理矢理取ろうとすると、目を傷付けてしまいます。
コンタクトレンズのトラブルで不安を感じたときは、すぐに眼科を受診するのが一番良いです。
さらに、眼科に行けない場合に備えて、応急処置を知っておきましょう。
応急処置や予防法を詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。

コンタクトレンズの不安4:買い方が分からない
コンタクトレンズを購入するには、処方箋を必要とされることが多いです。
処方箋は、眼科にて医師の指示の下に発行されます。
処方箋を購入先に提出し、自分の目に合うコンタクトレンズを購入してください。
※眼科受診の際は、必ず健康保険証を持参しましょう。
コンタクトレンズの購入先は、大きく分けて次の2パターンに分かれます。
- ①眼科や実店舗・ドラッグストアなどを利用する方法
- ②ネット通販を利用する方法
誰でも「初めての買い物」は不安を感じるでしょう。
初めてコンタクトレンズを買う場合は、眼科を利用する方法が安全です。
コンタクトレンズは、高度管理医療機器に分類されており、誤った使い方をすると、健康に重大な影響を与えるおそれがあります。
今までメガネを使用していて、「メガネと同じ見え方が良いので、コンタクトレンズも同じ度数にしたい」と考える方もいるでしょう。
しかし、メガネとコンタクトレンズでは、目の表面(角膜)からレンズまでの距離に差があります。
その影響で、屈折異常(近視・遠視・乱視)の程度が強いほど、同じ見え方(=視力)に度数を合わせると、メガネとコンタクトレンズの度数に差が出るのです。
コンタクトレンズを買うときは、あらためて眼科で検査と診察を受けましょう。
コンタクトレンズの購入方法を詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。

コンタクトレンズの不安5:通販で買っても安全か
ネット通販を利用する場合は、「高度医療管理機器販売許可番号」の記載があるサイトを選ぶと安全に購入できます。
インターネットでの買い物は便利な半面、詐欺被害も少なくありません。不安に思う方も多いでしょう。
ネット通販会社がコンタクトレンズを取り扱うには、厚生労働省の管轄している「高度医療管理機器販売許可」が必要です。
販売許可を得るには、保健所への申請と薬事監視員による検査が必須となっています。
「高度医療管理機器販売許可番号」があるということは、販売許可を得ているサイトなので、安全と言えるでしょう。
ただし、コンタクトレンズが初めての方、または未経験の製品を初めて使用する際は注意が必要です。
簡単に購入できるからといって、自己判断で種類や数値を変更してしまうと、目に大きなリスクをともないます。必ず、眼科を受診して処方箋を発行してもらいましょう。
ネット通販の注意点や購入方法を詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。

不安を解消してコンタクトレンズデビューしよう
メガネもコンタクトレンズも、使用者にとっては生活必需品で、それぞれに魅力があります。
コンタクトレンズはメガネよりも視野が広く、寒暖差で曇るわずらわしさもありません。
しかし、レンズが直接目に触れるため、メガネよりも目のトラブルは多いです。
そのため、メガネは問題なければ定期検査は不要ですが、コンタクトレンズは必ず定期検査を受けなければいけません。
コンタクトレンズデビューをする前に、正しい買い方や使い方を知っておくと良いでしょう。
デビューをする前に覚えられなくても、眼科を受診すれば、指導を受けられるので安心です。
不安要素や、恐怖心をなかなか克服できなかった方も、一度相談してみましょう。
コンタクトレンズの定期検査について知りたい方は、こちらをご参照ください。※参考1
参考資料
- 参考1:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構:知っておきたいコンタクトレンズのはなし
- https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-devices/qa/0001.html