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子供のコンタクトレンズは何歳から?安全に使うための注意点を解説

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子供のコンタクトレンズは何歳から?

近年、視力が低下している子供が増えてきています。

お子さまのコンタクトレンズデビューを考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。

「コンタクトレンズは何歳から使用できるの?」「子供のコンタクトレンズデビューの平均は?」そんな疑問はありませんか?

実は、コンタクトレンズの使用に年齢制限はありません。

この記事では、子供がコンタクトレンズを使用できる目安や、使用する際の注意点をまとめています。お子さまがコンタクトレンズを安全に使用できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

コンタクトレンズは何歳から使える?

ダンスやスポーツをするなどの理由から、お子さまのコンタクトレンズ使用を検討している方も多いでしょう。

コンタクトレンズには何歳から使えるといった決まりはありません。しかし、そうなるといつから使用を開始すればいいのか悩みますよね。

まずは、コンタクトレンズの年齢制限と使用開始年齢について詳しく解説していきます。

コンタクトレンズの使用に年齢制限はない

コンタクトレンズの使用に年齢制限はありません。そのため、必要であれば小学生のうちからコンタクトレンズを使用することも可能です。

ただし、コンタクトレンズは「高度管理医療機器」のため、正しく使用することが求められます。高度管理医療機器は、不具合が生じた場合に人体に重大な影響を与える恐れがあるものとされています。

また、コンタクトレンズには子供用はありません。大人も子供も同じものを使用します。

使用開始年齢は低下してきている

近年では、近視の子供が増えてきていることもあり、小学生でコンタクトレンズを使用しているといったケースも出てきています。

文部科学省の調査によると、裸眼視力1.0 未満の子供は、小学1年生で約4人に1人、小学6年生では約半数となっていることがわかっています。※参考1

コンタクトレンズ使用者は、小学生が 359人に1人、中学生が11人に1人、 高校生が4人に1人となっており、年々増加傾向にあります。

棒グラフ:小中高CL使用割合※参考2

子供がコンタクトレンズを使えるかの目安

子供がコンタクトレンズを使用するにあたって大切なのは「正しく取り扱いができるか」です。コンタクトレンズを正しく安全に使用できないと、眼病の原因となり、取り返しのつかないことになる場合もあります。

お子さまがコンタクトレンズを使えるかどうか、以下の4つのポイントをクリアしているか確認してみましょう。

  • 装用時間やケア方法をきちんと守れる
  • 目にトラブルが起きた際に伝えられる
  • メガネを持っている
  • 保護者も一緒に管理できる

それぞれ詳しく解説します。

装用時間やケア方法をきちんと守れる

コンタクトレンズを使用する際は、決められた装用時間を守り、正しいケアを行うことが大切です。

コンタクトレンズは必要な時だけ使用する、決められた装用時間内で使用するなどのルールを守れるか、清潔に扱うことができるかを確認しましょう。

お子さまご自身がコンタクトレンズの適切な取り扱いを理解することが求められます。

目にトラブルが起きた際に伝えられる

目にトラブルが起きた際に、保護者にきちんと伝えられるかも重要です。

コンタクトレンズを装用していて目に異常(違和感・痛み・充血など)があった際には、保護者に症状を伝え、眼科を受診しなければいけません。

目の異常を放置してしまうと、重篤な眼障害や失明につながることがあり大変危険です。

メガネを持っている

コンタクトレンズを使用する際は、メガネを併用しましょう。

必要な時だけコンタクトレンズを使用し、それ以外はメガネを使用して目の負担を減らすことが大切です。また、目に異常を感じた時にすぐにメガネにかけ替えられるように常に持ち歩くようにしましょう。

メガネを持っていない場合は、まずメガネを作る必要があります。

保護者も一緒に管理できる

眼科を受診する際は、保護者の付き添いが必須です。

また、コンタクトレンズに慣れるまでは、保護者の方も一緒に管理し、ケアを行う必要があります。慣れてきた際も正しく使用できているかを定期的にチェックするようにしてください。

お子さまをサポートするためには、保護者の方が正しい知識を持っておくことも大切です。

子供がコンタクトレンズを使用する際の注意点

ここまでは、子供がコンタクトレンズを使用できるのかを紹介してきました。

ここからは、実際に子供がコンタクトレンズを使用する際の注意点を紹介していきます。注意点は以下の5つです。

  • 眼科を受診し使用の可否を判断してもらう
  • 定期検査を受ける
  • 必要な衛生管理を怠らない
  • 目にトラブルが起きた際は使用を中止する
  • 慣れるまでは1DAYタイプがおすすめ

それぞれ詳しく解説します。

眼科を受診し使用の可否を判断してもらう

コンタクトレンズが必要になった際は、まずは眼科を受診し、眼科医に相談しましょう。

眼科で診察や検査を行い、コンタクトレンズの使用ができるかを確認する必要があります。目の状態によってはコンタクトレンズの使用が認められない場合もあるため、自己判断での使用は厳禁です。

また、お子さまがコンタクトレンズの使用について理解が難しそうな場合は、成長し理解できるころまで様子を見ることになります。

眼科受診の際は必ず保護者の方も同伴してください。保護者の方も一緒に説明を受け、コンタクトレンズの正しい使用方法を理解しておきましょう。

定期検査を受ける

お子さまがコンタクトレンズの使用を開始したら、定期検査を怠らないようにしましょう。

コンタクトレンズを安全・快適に使用するために、コンタクトレンズが目に合っているか、目に異常がないかなど定期的に眼科で検査を受けることが必要です。自覚症状がなくても、定期検査で視力の変化や目のトラブルを発見できることもあります。※参考3

定期検査を受ける目安は3ヶ月に1回ですが、実際のスケジュールは眼科医の指示に従って下さい。※参考3

必要な衛生管理を怠らない

コンタクトレンズの取り扱いは、お子さまの爪が伸びていれば短く切り、清潔な手で行いましょう。

1DAYタイプのコンタクトレンズ以外は、ケアを行う必要があります。ケアが不適切であったり、コンタクトレンズが汚れていたりすると、快適に装用出来なくなるだけではなく、重篤な眼障害を起こすこともあります。※参考4

また、コンタクトレンズを保存するケースも正しく使用することが大切です。コンタクトレンズケースの正しい使い方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

イメージ画像・レンズケースコンタクトレンズケースの正しい使い方は?清潔に保つための洗い方・ケア方法

目にトラブルが起きた際は使用を中止する

お子さまの目にトラブルが起きた際は、ただちにコンタクトレンズの使用を中止してください。コンタクトレンズの使用を続けて症状が悪化する前に、メガネにかけ替え、早めに眼科を受診しましょう。

コンタクトレンズを外した後に痛みが出た場合の対処法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

イメージ画像・目の痛みコンタクトレンズを外した後に目が痛い理由とは?対処法と正しいケアの仕方

慣れるまでは1DAYタイプがおすすめ

お子さまがコンタクトレンズに慣れるまでは、ケアが不要の1DAYタイプがおすすめです。

1DAYタイプ以外のコンタクトレンズは、使用した後にコンタクトレンズのケアが必要です。ケアが不適切な場合、眼障害につながるリスクが大きくなります。

1DAYだとお手入れが不要で、常に清潔なコンタクトレンズを付けることができるため、安心して使用できるでしょう。また、予備の持ち歩きもしやすく便利です。

子供のコンタクトレンズデビューは慎重に

コンタクトレンズは、目に直接触れる高度管理医療機器です。

コンタクトレンズの使用に年齢制限はありませんが、その分注意点は多くあります。お子さまの大切な瞳を守るために、眼科医とよく相談し、無理のないコンタクトレンズデビューをしましょう。

コンタクトレンズのはじめ方はこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

イメージ画像 疑問を浮かべる女性コンタクトレンズのはじめ方。購入の流れや疑問を徹底解説

参考資料

参考1:文部科学省:令和2年度学校保健統計調査の公表について
https://www.mext.go.jp/content/20210728-mxt_chousa01-000013187_1.pdf
参考2:公益財団法人 日本眼科医会:平成 30 年度学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査
https://www.gankaikai.or.jp/info/20191015_schoolCL.pdf
参考3:一般社団法人 日本コンタクトレンズ協会:コンタクトレンズの使用方法について
https://www.jcla.gr.jp/contactlens/howtouse.html
参考4:日本コンタクトレンズ学会:正しいコンタクトレンズのケア
http://www.clgakkai.jp/general/study.html