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コンタクトレンズの度数を上げたい!勝手に上げるとデメリットも

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コンタクトレンズの洗い方

コンタクトレンズの度数を自己判断で上げていいのか悩みますよね。

コンタクトレンズは使い方を誤ると、大きな健康被害を起こす可能性があります。そのため、高度管理医療機器にも指定されており、その選び方にも注意する必要があるのです。※参考1

この記事では、度数調整をするにはどうしたらよいか紹介していきます。また、勝手に度数を上げた場合にどのようなことが起こるかも説明していきます。

気になる方はぜひご覧ください。

コンタクトレンズの度数の見方

コンタクトレンズのパッケージや処方箋には、様々な記号や数値が記載されています。

記載されている記号や数値によって、購入するコンタクトレンズの種類や度数選択が異なります。

自分の度数を正しく把握するために、それぞれの見方について確認していきましょう。

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数字が大きいほど度数は強くなる

コンタクトレンズの数値の見方は以下のようになります。どの数値を変更するかによってコンタクトレンズの見え方は変化しますので、記号の意味を把握しましょう。

POWER・CYL・ADDは、数値が大きくなるほど矯正力が強くなります。

POWER・PWR・P・D・SPH・S(パワー)
近視度数はマイナス(-)、遠視度数はプラス(+)で表記されます。数値が大きくなるほど近視や遠視の度数が強くなります。
BC(ベースカーブ)
コンタクトレンズのカーブの事を表します。数値が大きくなるほど、コンタクトレンズのカーブは緩やかになります。
DIA(ダイア)
コンタクトレンズの直径を表します。DIAはレンズの種類ごとに決まっていることがほとんどのため、レンズの購入時にDIAを選ぶことは基本的にはありません。
CY・CYL(シリンダー)
乱視度数の数値を表します。または円柱度数とも言われます。数値が大きくなるほど乱視矯正が強くなります。乱視の矯正が不要な場合は記載されません。
AX・AXIS・AXS(アクシス)
乱視軸を表します。0~180度で記載され、乱視の矯正が不要な場合は記載されません。
ADD(アディション)
遠近両用コンタクトレンズの加入度(近くを見やすくするための度数の強さ)を表します。
(+)の値で記載され、数値が大きいほど近くを見やすくするための度数が強くなります。

処方箋の見方について詳しい解説をしている記事はこちらです。ぜひご覧ください。

イメージ画像・処方箋の上部コンタクトレンズの処方箋の見方【近視・遠視・乱視・遠近両用】

度数は0.25もしくは0.50刻みで上がる

コンタクトレンズの度数は、0.25もしくは0.50刻みで作られています。

近視用のコンタクトレンズは、-6.00程度までは0.25刻みで、それ以上は0.50刻みで製作されていることが多いです。また、遠視用のコンタクトレンズは、+5.00までの製作で0.25刻みの場合が多いです。

コンタクトレンズの度数を上げるとよく見える?

実際にコンタクトレンズの度数を上げたら見え方はどのようになるでしょうか。それは、自身の目のデータや、症状によって異なるため断言はできません。

また、万が一見え方が良くなったとしても、度数が強すぎて目に負担がかかっている可能性も考えられます。

ここからは、度数を上げた場合に起こる見え方や症状を説明していきます。

目に合っていれば見え方を改善できる

コンタクトレンズの度数を上げて、上手く調整できた場合は、見え方の改善が期待出来ます。

ただし、視力不良の原因が度数が弱いという理由だけではないことも考えられます。見え方の改善のために、自己判断で度数を上げることは厳禁です。

頭痛や目の疲れの原因になることがある

コンタクトレンズは度数が強すぎると、眼精疲労の原因になることがあります。

近視を矯正し過ぎて遠視になってしまった状態を「過矯正」といいます。※参考2
過矯正のまま、コンタクトレンズを使い続けてしまうと、目の筋肉が疲れてしまい、頭痛や肩こり、眼精疲労の原因になりかねません。

また、度数が弱すぎる場合も目の調節力をより多く使うため同じような症状になることがあります。度数調整を行うには、必ず眼科へ受診し検査を受けましょう。

かえって見えにくくなる可能性がある

度数を上げるとかえって見えにくくなる可能性があります。

見え方に満足いかない場合、コンタクトレンズの度数が弱くて見えにくいとは限りません。適切な度数から離れてしまうほど、より見えにくくなってしまいます。

また、加齢により調節力が低下している場合に度数を上げると、遠くがよく見えるようになっても、近くは逆に見えにくくなることがあります。

遠視・乱視・遠近両用の度数変更は複雑

特に遠視・乱視・遠近両用のコンタクトレンズを使用している場合は、適切な度数の自己判断は困難です。

近視用のコンタクトレンズを使用している方も、乱視が進行し、乱視用に変更しないと見え方が改善しないようなこともあります。

度数調整は、自己判断で行ってしまうと、眼精疲労や視力低下の原因になる可能性があるためやめましょう。

度数を勝手に上げて購入するデメリット

コンタクトレンズの度数を勝手に上げて購入してしまった場合、見え方が目に合わなかったり、目の病気を見逃したりしてしまう可能性があります。

また、レンズの度数が強すぎて、「過矯正」のまま使い続けてしまうと、目に負担もかかるでしょう。

ここからは、自己判断による度数調整のデメリットを説明していきます。

コンタクトレンズを無駄にしてしまう

合わない度数のコンタクトレンズを購入してしまうと、無駄な出費になってしまいます。また、合わないコンタクトレンズを使い続けてしまうと、肩こりや頭痛、眼精疲労の原因になる可能性があります。

開封済みのコンタクトレンズの返品・交換は、たいていの場合は出来ません。

自己判断はせずに、眼科で検査をすることが大切です。

目の病気を見逃す可能性がある

見えにくさの原因は、コンタクトレンズの度数が合っていないこと以外に、目に問題を抱えている可能性も考えられます。

視力低下を引き起こす眼病は、緑内障や白内障などさまざまです。最悪の場合、失明に至ることもあるため、目に症状や見えにくさがあったらすぐに眼科を受診しましょう。

度数を上げて通販サイトで購入する方法

度数を調整し通販サイトで購入するためには、眼科を受診して検査が必要です。

コンタクトレンズの度数確認が取れてから、通販サイトで購入しましょう。自身の目の状態を詳しく説明してくれるため、安心して購入できます。

ここからは、通販サイトでの購入方法を説明していきます。

眼科で検査を受けて処方箋をもらう

見え方の改善をしたい場合は、必ず眼科で検査を受けましょう。また、処方箋をもらうにはコンタクトレンズの検査を行っている眼科へ受診することが重要です。

処方箋の発行を行っているか事前に確認の上、眼科へ受診しましょう。

コンタクトレンズの処方箋のもらい方について詳しく書いている記事はこちらです。ぜひご覧ください。

イメージ画像・処方箋の説明をしている医師【コンタクトレンズの処方箋のもらい方】眼科の受診方法や費用などを解説

※一部製品は購入時に処方箋が不要なものもあります。ただし、安全に装用するためには眼科の検査・処方が重要です。購入予定の通販サイトで処方箋が必要か確認しましょう。

通販サイトで処方箋に記載された度数を選択

通販サイトで購入する際は、処方箋に記載された度数と同じものを選択します。誤った度数を選択してしまうと、希望の商品ではないものが届いてしまいます。

処方箋に記載されている記号や度数を確認し間違いないように選択しましょう。

通販サイトでの購入方法や手順を詳しく説明した記事はこちらです。ぜひご覧ください。

イメージ画像・スマートフォンでコンタクトレンズをネットショッピングしている様子【コンタクトレンズの買い方】ネット通販で購入する方法や手順を解説

度数は勝手に上げずに眼科を受診しよう

見え方が気になったら、自己判断で度数を上げずに眼科を受診しましょう。

眼科を受診すると、自分の目に関する情報が医師や検査員からわかりやすい説明があり、その情報が記載された処方箋を発行してくれます。自分の目に関する情報を理解できると、コンタクトレンズの購入も不安に感じることがありません。

当店(アットコンタクト)でお取り扱いしているコンタクトレンズは、すべて国内正規品です。

コンタクトレンズの購入は、ぜひ当店をご利用ください。

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参考資料

参考1:公益財団法人 日本眼科医会:目についての健康情報
https://www.gankaikai.or.jp/health/46/index.html
参考2:公益財団法人 日本眼科医会:屈折矯正⼿術の 問題点・注意点  ②過矯正
https://www.gankaikai.or.jp/press/20160616_2.pdf